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雑感

夏の高校野球:力の上のものが勝つとは限らない

2006年08月06日

今日から夏の甲子園が開幕する。この季節になると高校3年生の夏の大会を思い出す。京都の洛星中学に入学し中学1年生の4月から高校3年の夏の大会まで、正月以外ほとんど休みなく朝練、昼のグランド整備、日が暮れるまでの練習と野球漬けの毎日だった。今年の洛星は準々決勝で甲子園出場を果たした福知山成美に6対4で逆転負けした。惜しかった、後輩たちの健闘を称えるとともに、福知山成美の甲子園での健闘を祈りたい。

もう35年も前になるが、高3の夏の大会は、現在の私の原点でもある。この年は、秋の新人戦、春の大会ともに平安が優勝、大谷が準優勝の年だった。しかし、平安が不祥事のため出場できず、大谷高校が優勝候補筆頭の年であった。1回戦洛東高校、2回戦水産高校にそれぞれ勝ち、3回戦で優勝候補筆頭の大谷高校と対戦した。大谷には秋も確か4対1で負けていた。これで長かった洛星での野球生活も終わりだとの思いで西京極球場に向かった。

その日の心境は、まったくの無欲だった。気がつくと9回表を終わって2対0で勝っていた。9回の裏、ショートのポジションに向かうときに初めて勝ちを意識した。しかし、瞬く間にノーアウト満塁、やはり負けたかとの思いがよぎった。8番バッターが三振、1アウト満塁。9番バッターが二塁ベースよりのセカンドゴロを打った。セカンドからのトスを受け、1塁に転送、ダブルプレー。大谷に勝利した瞬間、西京極球場がどよめいた。力では圧倒的に大谷が上だった。大谷のエース熊本投手の直球は伸び、制球力もよく素晴しい投手だった。勝負は力だけではない、力が上のものが勝つとは限らない、人間の力の差なんてそんなに大きくないんだということを教えられた。

その翌日、準々決勝で花園高校と対戦した。3連戦で午後の一番暑い時間帯での試合だった。7回の表まで6対0でノーヒットノーランで勝っていたにもかかわらず、7回の裏に7連続四球(エースの豊田投手の名誉のためにも付け加えておきたい。7四球の内の2つか3つは見逃しの三振でチェンジでもおかしくなかった)などで同点にされ、9回の表に1点とって再びリードしながらも9回裏に逆転サヨナラ負けした。長かった洛星での野球生活が終わった。涙が止まらなかった。

純粋に白球を追っていた頃、あのときを思い出すと気持ちがきれいになるような気がする。いつまでも純粋に何かに打ち込む気持ちを持ち続けたいものである。高校野球球児の皆さんのこれからの長い人生での活躍をお祈りしたい。



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