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M&A

阪神問題に思う−3:阪神ファンの力

2005年10月08日

村上ファンドはすでにおよそ4割の株式を所有し、今株主総会を開けば過半数の議決権を取得する可能性が高い。勿論、第三者割当増資等で村上ファンドの持分比率を薄められる可能性がないことはない。しかし、もしそれが認めらなければ村上ファンドが経営権を取得することになる。通常の会社の買収であればこれで勝負ありとなる可能性が高い。

しかし、阪神は違う。株主でも債権者でもない阪神ファンは社会的に大きな発言力をもつ団体である。この団体が、村上ファンドの経営権取得に賛成するならともかく反対したとしたら、それでも村上ファンドは阪神の経営権を取得できるのだろうかという疑問が湧く。村上さんは常々、敵対的買収はしないと言っている。阪神ファンに敵対した経営権の取得は、村上ファンドの今後の事業にも影響を及ぼしかねない。そういう意味で、阪神問題は阪神ファンの賛否の持つ意味が非常に大きい。

阪神タイガース上場提案は、今回の阪神買収問題から阪神ファンを分離させる手立てのようにも見える。



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