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M&A

「ニッポン放送の仮処分決定」について

2005年03月14日

3月11日、ニッポン放送に対し、新株予約権発行に差止めを命じた。ライブドア側の主張をほぼ全面的に認めた決定である。今回の東京地裁の決定の2ページの要旨および50ページ余の主文を読んでみた。非常によく考え抜いた説得力のある内容である。争いの余地をほぼ残さない内容であり、高裁に持ち込んでも逆転は難しいという印象である。

そもそも、できあがり3分の2を超える第三者割当増資を打ち出したフジ側の作戦は、「過ぎたるは…」の感が強い。結果論かもしれないが、ニッポン放送の過半数のみの支配を目標にし、説明可能な資金使途を示していれば展開が違っていたような気がする。
いずれにせよ、今後はどちらが株主総会の過半数を制するかが最大の焦点となる。現状では、わずかにライブドアが有利のようにも見えるが、6月の株主総会までは予断を許さない状況である。
今後の予想される展開としては、フジ側がニッポン放送の株主総会の過半数取得を諦めた時点で新たな動きがあると予想する。すなわち、もしもフジ側が株主総会で負けた場合、ニッポン放送の取締役会はライブドア側に支配されることになり、中途半端な2番目目の大株主になり非上場になった際には、現金化のきわめて難しい資産になってしまうからである。このような状況下では、フジ側は、ライブドアに対して、フジとの提携と交換にフジの所有するニッポン放送株の引取りを要求してくる可能性がある。今後の進め方を間違うと、特に敗れた側が経済的にも社会的にも大きな打撃を被ることが考えられる。



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