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M&A

「ライブドア/ニッポン放送 問題」

2005年02月22日

昨今、ライブドアニッポン放送株取得についての話題で持ちきりである。今日の夕刊にも、ライブドアがニッポン放送株の4割以上を取得したと報道されている。そもそも「時間外市場内取引」というM&A関係者なら以前から知っていてもほとんどの人たちが知らない、一見違法そうで違法ではない大口相対取引でライブドアはいきなりニッポン放送の大株主に踊り出た。今回の問題は、株主と経営者、従業員との関係について考えさせられることが多い。本件、そもそも、村上ファンド株が売却していなければ、2グループの合計で過半数の株式を取得しており、ニッポン放送が第三者増資をしてこの両者の持ち株比率を希薄化しない限り防衛はできない。残念ながら、ニッポン放送は資金が潤沢で、第三者割当増資をしても資金使途が明確とはならずライブドアから訴訟され勝ち目が必ずしも高くない。ニッポン放送についてはすでに勝負あったということだろう。あとは、フジサンケイグループがいかに本丸を守るかということに焦点は移る。

ところで、会社は誰のものかと問われると、経営者でも従業員でもなく株主のものという答えが多いかもしれない。しかし、今回の件で多くの人たちが違和感をおぼえるのは、所有していれば被所有者を軽んじていいのかということではないかと思う。ライブドアの堀江さんに会ったことはないし真意は分からないが、もしも、ニッポン放送を買収しいい会社にしようと思っていたとしたら、私なら、35%以上の株式を取得したと発表した日に、ニッポン放送の社員の皆さんに何がしかのメッセージを出すだろう。被所有者は所有者に隷属すべしともみえる行動には賛同しかねる。確かに、これまでの株主以上にいい会社にできるかも知れない。しかし、被所有者に対する堀江社長の態度には賛同する人は少ないに違いない。



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